濃墨の上にも、くっきりと。「漂浄 朱磦」。
清らかで澄んだ発色を求める声に応え、李耘萍が調製。
幾多の漂浄工程を経て初めて得られる橙黄色は、
国画の濃い墨色の上でも印文をはっきりと立ち上がらせます。
🎁 陶器容器 & 専用ヘラ付き
一つひとつ絵柄が異なる手描きの陶器容器。
どの柄が届くかは、お楽しみにお待ちください。
この印泥の特徴
『小石山房』を範に、明度を上げる
国内の芸術教育の発展に伴い、書道・篆刻界では印泥の色彩に清らかで澄んだ発色が求められるようになりました。李耘萍は前人所蔵の碑刻拓片や『小石山房』などの原拓印譜を重点的に参考にし、明度のより高い朱砂色・朱磦色の2種を単独で調製しました。
名の由来は、製法そのもの
この成色は多道にわたる漂浄工芸(不純物を取り除く精製工程)を経て初めて得られます。そこから「漂浄朱砂」「漂浄朱磦」と名付けられました。
清雅にして、折光に優れる
耘萍石泉の伝統的な印色体系と比べ、色沢は清雅で浮ついた妖艶さがなく、折光(艶)の効果に優れます。泥体の密度はより大きく手感は緊致で、紙面に形成される厚重感は適中、覆蓋力も出色です。
橙黄色ならではの視覚的跳躍感
工穏印の印屏・印譜の制作に向き、托裱後の展示でも映えます。橙黄色ならではの視覚的跳躍感が強く、国画の墨色が濃い区域に押しても、印文が濃墨の上にくっきりと覆いかぶさります。
書画適用型と篆刻適用型
篆刻適用型は書画適用型より粘度が高く緊凑感が強く、手感も硬め。同じ拍打回数では上章速度が遅く(2cm規格の印章で通常30回以上)、紙上の厚度感は書画適用型より弱くなります。
スペック早見表
| シリーズ | 耘萍石泉系列 |
|---|---|
| 厚み | 厚い |
| 被覆力 | 優 |
| 湿度 | やや乾き気味 |
| 用途 | 国画・篆刻・書道・墨拓・収蔵・展覧会出品・印屏・印譜 |
製品仕様
| 品名 | 石泉印泥 古法特製 漂浄 朱磦 |
|---|---|
| シリーズ/格 | 耘萍石泉系列/2008年発表(朱磦色) |
| 監製 | 李耘萍(上海耘萍工藝品有限公司) |
| 内容量 | 3種 |
| 容器 | 青花磁器(陶器製) |
| 付属品 | 化粧箱、専用ヘラ |
| 用途 | 工穏印の印屏・印譜、濃墨の国画への押印、展覧会出品作 |
※生宣・半生熟・熟宣など厚手で粗めの常規書画紙および絹には「書画適用型」、連史紙・扇面紙・銅版紙など薄手で靭性がよく表面の光沢な紙種には「篆刻適用型」をお選びください。
上手な使い方
1. 使用前に、必ず練る
新品の印泥は表面が平らにならされた状態で届きます。付属のヘラで容器の底からすくい上げるようにして、中央がこんもりと盛り上がる団子状になるまで練り込んでください。押しつぶすのではなく、下から返すように混ぜるのがこつです。
2. 印面への付け方
印を印泥に押しつけないでください。印面を印泥の表面に垂直に、軽く、10〜20回ほど当てるようにして少しずつ移します。つけ過ぎると線が潰れ、少なすぎると映りません。
※大きな印材の場合は、印面を上にして置き、印泥容器を逆さにして上から叩くようにすると綺麗につきます。
3. お手入れと保管
- 使用後は必ず蓋を閉め、油分の揮発を防いでください
- 使わない期間でも、月に一度はヘラで練り返してください。朱砂と油分の分離を防げます
- 25度前後の常温、直射日光の当たらない場所で保管してください
適切に扱えば、印泥は10年以上お使いいただける道具です。