張先生のオーダーメイド
張 三友チョウ サンユウ
正統派の印風を継承する美大出身の篆刻家・書家

張三友、1962年生まれ。幼少期より書法と篆刻の道に親しみ、中国最高峰の芸術大学である浙江美術学院(現・中国美術学院)にて正統な書道・篆刻芸術を研鑽した実力派の現代篆刻家。
【師承】西冷印社の重鎮である李伏雨、呉振華、余正、陳延蔵といった巨匠たちに直接師事。名門の薫陶を受け、伝統的な章法と刀法を極める。
【歩み・創作】1987年に西冷印社主催「第1回 全国篆刻作品評展」にて入選を果たし、翌1988年には「第1回 華夏杯書法篆刻コンテスト」および「乗風杯龍年篆刻コンテスト」にて優秀賞を連続受賞。同年に浙江省青年書法展入選、1990年には浙江省書法家協会会員に選出される。アカデミックな教育と数々の受賞歴を誇り、30年以上にわたり第一線で絶え間なく創作を続けている。
【作風・精神】中国美術学院で培われたアカデミックで格式高い「字法」と、西冷印社直伝の力強く繊細な「刀法」が融合。伝統の美を愚直なまでに守りながら、現代の作品空間にも馴染む端正で洗練された刻風を誇る。
【主な役職】浙江省書法家協会会員。
作品

「領略古法」
浙派朱文(2.1cm角)

「萬石軒」
浙派白文(2.5cm角)

「龍洞」
細朱文(1.8cm角)

「佐藤健太」
浙派白満文(2cm角)

「美意延年」
浙派白文 (3.6x2.1cm)

「聴松」
朱文(3.8x2.4cm)
篆刻技法の特長
左腕の逆鋒、奇と正の絶妙な調和
右手で刀を執る常識を打ち破り、左手特有の逆方向への力運びと独特な刃の角度を駆使。これにより、線に真似のできない渋みと蒼勁(そうけい)さが生まれ、印面において「奇」と「正」の絶妙なバランスを実現します。
浙派の砕切刀法、金石の息吹
浙派(せっぱ)の真髄を深く理解し、熟練した「切刀法」で石に挑みます。細かく刃を上下させることで生み出される線は、力強さと古拙(こせつ)なまだら模様を持ち、歴史の重みと豊かな金石の気韻(きいん)を放ちます。
朱白の交輝、陰陽の完全な調和
朱文(陽刻)と白文(陰刻)を自在に操り、一つの印の中で両者を完璧に融合させる至高の技。陰陽が交錯する創作においても、異なる印面の構成においても、常に気脈が貫かれた統一感のある風格を保ちます。