印材の準備と手入れ

彫る前に印面を平らにする

購入した印材の印面は、そのままでは完全な平面でないことがあります。耐水ペーパーを平らなガラス板や机の上に置き、水をつけて印材を垂直に立てたまま、円を描くように研磨してください。

番手は粗いもの(#150〜#240)から始め、徐々に細かいもの(#400〜#1000)へ移ります。印面が均一に曇った状態になれば平面が出ています。

彫り直しについて

石の印材は、印面を削れば何度でも彫り直せます。これが金属や木の印にはない、石の最大の利点です。失敗を恐れず彫ってください。

保管

  • 印材同士がぶつかると角が欠けます。印箱や布袋で個別に保管してください
  • 直射日光と極端な乾燥を避けてください。石によっては色が変わったり、ひび割れたりすることがあります
  • 彫り上げた印は、椿油などを薄く塗ると艶が保たれます【要確認:貴店の推奨があれば差し替え】

よくあるご質問

初心者にはどの石がおすすめですか?

青田石か巴林石です。どちらもやわらかく刀が素直に入るため、彫る感覚をつかみやすい石です。

印材のサイズはどう選べばよいですか?

押す作品の大きさで決めます。半紙や色紙に押す一般的な落款印なら1.5cm〜2.5cm角、はがきや絵手紙なら1cm角前後です。

砂釘とは何ですか?

石の中に含まれる硬い不純物のことです。彫っている途中で刀が当たると刃が欠けたり、線が乱れたりします。黒精石のように砂釘の少ない石を選ぶと、この心配が減ります。

一度彫った印材は再利用できますか?

できます。耐水ペーパーで印面を削り落とせば、何度でも彫り直せます。石の高さが十分にある限り繰り返し使えます。

石の模様は選べますか?

一点物として掲載している商品は、掲載写真が現物です。三点セットなど複数入りの商品は、模様や色に個体差があります。

硬い石とやわらかい石、どちらがよいのですか?

優劣ではなく用途の違いです。やわらかい石は彫りやすく練習に向き、硬い石は細かい線が保たれるため細密な表現に向きます。まずはやわらかい石から始めてください。

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